2019年3月1日金曜日

ヤフオクという魔窟

 ヤフオクには様々なものが出品されています。
 ワニの頭や、国家機密、警察の内部資料などなど。
 最近はメルカリに圧されているようで、割引してくれたりやポイントを付与してくれたり、あの手この手で顧客の心をつかもうと必死です。

 ヤフオクは近頃面白くない。
 なぜなら、オークファンという、ヤフオクの落札価格を調べられるサイトがあるのですが、出品された品物が、ことごとく、その平均価格あたりで落ちていくのです。
 これではオークション形式なんて、あってないようなもの。
 つまり、それだけプロの方々が参入しているということです。

  でも、ヤフオクは面白い。
 私が落札するような品になると、もはや所有者は限られているもので、出品者の名前をGoogleにて検索をかけてみると、美術館や博物館の館長や学芸員、評論家、著名なコレクター、雑誌の編集長、写真家などの芸術家、作家、研究者など、文化方面で著名な人物であることが大多数なのです。
 そうした方々の、住所や電話番号といった個人情報がいとも容易に手に入る。しかもメッセージでやり取りするわけですから、 いろいろなことを聞き出すことができる。そうした場所として、ヤフオクを活用しています。

 メルカリはまだ一般人の参加者が多いようで、しかも匿名の場合も多い。それに対して、ヤフオクではプロたちの個人情報が筒抜けになっています。

 あの人があんなものを出品していたなんて! ということも日常茶飯事。
 良いコミュニケーションツールになっています。