2017年4月7日金曜日

ゲンシシャのお客様(客層)

 書肆ゲンシシャを運営していると、遠方から訪ねていただくケースが多く、わかる範囲で、どの地方からいらっしゃる方が多いのか、台帳に記入しています。
 今回は、これからゲンシシャを訪れようとされている方、ゲンシシャに興味がある方のために、そのデータを公表することにしました。
 まず、どの地方からご来店される方が多いのか、書き出してみます。

 東京近辺:3.5割
 大阪近辺:2割
 福岡近辺:2割
 大分県内:2割
 海外:0.5割

 他にも、東北地方や沖縄からご訪問された方もいらっしゃいました。
 大分県別府市に立地しながら、東京からいらっしゃる方が多いのには本当に驚きます。
 別府が温泉が湧く観光都市であることももちろん理由のひとつですが、ゲンシシャの所蔵品に惹かれる感性をお持ちになられているお客様が東京を含む首都圏に多いことがわかります。
 地獄めぐり、もしくは湯布院観光の一環として当店に立ち寄られるお客様が多く、東京や大阪からのお客様は別府市内の宿泊施設で一泊して帰られる方が多くいらっしゃいます。

 次に、男女比ですが、

 男性:3割
 女性:7割

 と、女性のお客様が圧倒的に多くいらっしゃいます。特に、20代、30代の方がお見えになります。
 さらに記せば、女性二人組がもっとも多く、次に女性の一人旅をされている方、そして男女ペアでお見えになられる方、そして最後に男性が一人でいらっしゃることが多いです。
 お客様は、奇形や死体、緊縛といった古写真を鑑賞していかれます。
 東京のカストリ書房と同じように、女性のお客様が多いのは、不思議なところです。日活ロマンポルノや遊郭に若い女性が惹かれているとする記事がありましたが、同じような感覚なのかもしれません。

 まとめますと、東京からいらっしゃる、20代の、女性二人組のお客様が最も多くお見えになります。
 謎が多いゲンシシャでございますが、これでおおよその輪郭をつかんでいただけましたら幸いです。