2019年5月17日金曜日

令和の別府、そのはじまり

 平成最後の四月には、東京への出張トーク「オカマルト×ゲンシシャ~渋谷の夜~」と、第二回「別府大分藝術祭」開催と、二つの大きなイベントを実施しました。
 得たものはとても大きく、何より東京の現在を知り、GW中の別府の賑わいを体験したことは重要なことでした。

 さて、令和になり、別府では高級化が進んでいます。
 駅にシアトルズベストコーヒーが出来たのをはじめ、別府公園にスターバックス、既存のトキハ百貨店別府店内のスターバックスも増床するということで、秋のラグビーワールドカップに備えた動きが進んでいます。
 8月に開業するANAインターコンチネンタルホテルは最安でも6万円出さないと泊まれず、富裕層向けの施設、フィットネスクラブなどが次々にオープンしています。
 ここ半年で町中にカレー屋が相次いでオープンしたのですが、基本価格が1000円超えという強気の姿勢で、周りの飲食店もそれに合わせるように値上げを続けています。観光客に人気の天丼屋「とよ常」も場所を移転して、天丼の価格を上げてきました。

 別府では商業地の地価も上昇しています。
 東京で、オリンピックに向けての地下鉄の駅をはじめとする再開発を目の当たりにしましたが、その波がやっと別府にも来たようです。
 相次ぐ大型宿泊施設の建設ラッシュに、地元の人々は、果たしてラグビーワールドカップ以降はどうなるのだろうと半ば不安な目で見ています。
 別府の百貨店トキハ別府店も15億円をかけ、大規模な改装をおこない、海外からの観光客や高齢者向けに大衆演劇を催すとのこと。
 別府の主に駅前を中心に、大きな投資が続いています。
 それに合わせるかのように、別府市長選挙も無投票で長野恭紘氏が再選し、このままいけば別府の未来は順風満帆、とそんな気さえしてきます。
 これはバブルなのか、それとも継続する好景気なのか。
 東証株価が令和になって下落し、円高ドル安が続く中、注視していきたいものです。