2019年1月14日月曜日

リュウゴクが気になる全国のユニークな店

 今回は、書肆ゲンシシャ店主が気になる全国のユニークな店をご紹介します。

◎国立奥多摩美術館
東京都青梅市二俣尾5丁目157
https://note.mu/plastic_girl/n/ne08ec223325c
http://rinriko-web.hatenablog.com/entry/2018/02/05/002437

 青梅の軍畑(いくさばた)なる駅にある珍奇なる美術館。現代アートを展示していて、多摩美やムサビの学生が訪れるのだとか。「国立」と名称についているものの、日本国政府とは何ら関係がなく、アーティストたちが運営しています。館長は都内でトークイベントなどを開催しています。

◎写真集食堂めぐたま
東京都渋谷区東3丁目2−7
http://megutama.com/

 恵比寿にある写真評論家の飯沢耕太郎さんが携わっている食堂で、5000冊を超える写真集を閲覧できます。 食だけではなく写真を堪能できる場所です。写真にまつわるトークイベントも定期開催中。

◎まぼろし博覧会
静岡県伊東市富戸1310−1
http://maboroshi.pandora.nu/

「キモ可愛いをコンセプトにアホとボケの楽園を目指します」というキャッチコピーで広がるカオスな空間。かなり広く、まわるのに一時間以上かかることも。「怪しい少年少女博物館」もぜひご一緒にお楽しみください。

◎特殊書店ビブリオマニア
愛知県名古屋市中区栄4-14-16 ミワビル2階
https://bibliomania-books.com/

 養老孟司の『バカの壁』で壁を作ってしまう離れ業をしているアングラ書店。賑わっている場所から辺鄙な場所にわざわざ移転するというアングラ精神を貫く女性店主が経営しています。アーティストの個展も開催中。

◎キワマリ荘
愛知県犬山市西古券68
http://www.kiwamari.net/

  絵葉書の書き込みに注目して展示を行うなど、ディープな展示とトークイベントを開催しています。2Fのギャラリーには「廃墟部屋」なるものが存在し、築100年の趣あるスペースを借りることができます。
 「水戸のキワマリ荘」もあり、水戸芸術館の関係者が足繁く通う場所になっています。

◎カオスの間
京都府京都市東山区石泉院町394-2F
https://syasin.biz/tinspo/chaosnoma/

 マネキンや遊郭関係、時計の歯車などジャンクな品を蒐め、売る骨董屋。美大生が多く訪れるらしい。 店主もかなり不思議な方と聞きます。ノイズ・ミュージックが流れる異次元をご堪能ください。

◎舞妓骨董店
京都府京都市東山区小松町157
http://soratoutao.web.fc2.com/maiko_antiques/index.html

「京都祇園。ちょっと不思議な世界に迷い込んでみませんか。」というなんともそそられるキャッチコピーで展開されています。外国人が多く訪れる日本文化を発信する場所です。古写真や絵葉書も取り扱っており、死体などグロテスクなものもあるようです。

◎クシノテラス 
広島県福山市花園町2丁目5-20 2F
http://kushiterra.com/

 日本唯一のアウトサイダー・キュレーター櫛野展正によるギャラリーで、死刑囚が描いた絵など、ユニークな展示を開催しています。ヤンキーや障害者、独居老人に光を当てる意欲的な試みをされているところです。

◎不思議博物館
福岡県那珂川町西畑 811-1246, 1466−2
https://bu9t-sm.wixsite.com/html

 毎月一日しか開いていませんが、造形作家の館長によるカオスな空間を満喫できます。街から離れた場所にありますが、分館である天神の「サナトリウム」が行きやすいところにあります。首輪をつけた女の子の写真展や、古い標本など、個性的な展示をしています。

◎三角エコビレッジ サイハテ
熊本県宇城市 三角町1901-17
http://village.saihate.com/

 かつてヒッピーが暮らす「サイハテ村」として取り上げられたこともあるエコビレッジで、新しいライフスタイルを提案しています。東日本大震災が発生した年に始められた村づくりプロジェクト。

◎モラトリアム
熊本県熊本市中央区河原町 2番地 旧繊維問屋街通路内 
https://y-ta.net/kumamoto-moratorium4/

「画と雑貨と珍品の店」というテーマでアーティストにより運営されているお店。所狭しと様々な品物が置かれたカオスな空間をお楽しみください。


 お近くの方も、そうでない方も、ぜひ一度おとずれてみてください。